2015年5月26日火曜日

しみじみ滋味沁みるカリー 庄内 「BOSS」 見参録 


こんにちは。服屋での「お似合いです」にめっぽう弱い たかもとです。

 

今は昔、某服屋にてトレーナーを試着し、フィッティングルームのカーテンシャッと開け、おしゃれな女性店員さんに披露したところ、キラキラ笑顔で「お似合いですよぉ」。

 

 

 
 
「これください」ニタァ

 

 
 
 
 
と即時購入してしまいました。お世辞含みの商売台詞だと知りつつも、しかし「お似合いですよぉ」と言われると、嬉しくてニタニタ、舞い上がりニヤニヤ、のぼせ上がりニマニマ、財布の紐ユルユル、日本銀行券ヒラヒラ飛び去るのです。そうして家に帰り、鏡の前で着てみて「なんでこんな服買ったんだ?」とヘナヘナ。その場のノリだけで買い物しちゃあかんぞ、慎重を期しなさい、慎重を、と心グイグイ引き締めながらも、あの店員さんの「お似合いですよぉ」思い出し、依然ニタニタ大仁田厚。

 

 

 

 

 

さて、本日の一句のコーナーです。

 

 
まつすぐな道でさみしい    種田山頭火

 

 
 

ひとたび眼にしたらもう忘られぬ、非常にインパクティブな短句。

山頭火は日本各地を転々漂泊した「放浪の俳人」です。

 
 

くどくどしい前口上、お許しください。

 

今回は、阪急庄内駅から徒歩1分、カレー専門店BOSSに行ってまいりました。

 



 

 

豊富なラインアップの中から、

 


 
私は「石焼十六穀米野菜カレー」を頼みました。

 

 
 

 

ホワイティホワイトを基調とした、清潔感ただよう店内。椅子カバーの模様が可愛らしいですね。

カウンターはたしか四席ありました。

 

 

ややあって、頭の後ろの方から迫る音、

 

 

グツ

グツ

グツ

グツ

グツ

 
ゲッツ

 

 石焼カレーのお出ましです。

グツグツ沸き立つルーの上に、素揚げされてうすく油をまとった野菜が光彩を放っています。

 

 

いただきます!

 

かなりの熱さにハフハフしながら咀嚼して、最初に味覚がとらえたのは、意想外にも「甘み」でした。

 

メニューに書いてあった、「あめ色になるまで炒めた淡路島産玉ねぎ」から染み出た甘みでしょうか。

 

しかあれど、店長独自ブレンドの、十数種類の香辛料が溶け込んだルーなれば、深深々々たるスパイシーコクに満ち充ちて、野菜の甘みに負けず劣らず怯まず、毅然と辛みをこそ主張しけれ。

 

 
とはいえ穏やかな辛さなので、辛いものが苦手な方、ほっとご安心ください。

 

 

つづいて素揚げ野菜を。

 

 

 

 
超ウルトラメチャ旨い™

 

 

 

 
素揚げによって、ベジの底力が引き出されているように感じます。

自然の恵みのすばらしさ&ありがたさに、両の手を合わせました。

 

石焼ならではの、「おこげ」も香ばしく楽しめます。

 

なんとも滋味深いカレーでした。

 

 
 

こちらは前回訪れた際に注文した「十種類の野菜カレー」です。綺麗にちりばめられた野菜。眼にも美味しい逸皿でした。


 

 

 

AKB48の「野菜シスターズ」の歌詞のワン・フレイズを記して、この稿の結びといたします。ありがとうございました。

 

 
 
仲がいい私たち

25種類の長所がある

大自然に育てられた

元気のニジュウマル レッツゴー!

0 件のコメント:

コメントを投稿