心からこんにちは。たかもとです。およそ2年半ぶりの登板であります。
気がつけば平成の際の際まで歩み来てしまいました。キワキワ
「今日は、平成最後の日です」
と、テレビなどで幾度となく報知されております。
当ブログの筆者みな、平成初期生まれ、聞くたびに寂しさが募りますから、
せめて当ブログではこの台詞を使わないでおこうと思います。
では、平成最後の一句を。
美しきネオンの中に失職せり 富澤赤黄男(昭和15年)
今回は、か細くとも綿々とグルメ遍路が続くことを祈り、名古屋市昭和区の手打ちきしめん処「芳の家」に行ってまいりました。
極太きしめんでその名を聞こえる店です。
5時こっきりに着いたのですが、かかる紙ペラが貼ってあり、近くのコメダ珈琲店で平成最後のココアをしばいて待ちました。
「麺切れ」と読むのに、平成も最後だというのに30分かかりました。
5時半すぎ、マンを持して入店。
右壁にメヌー。麺丼多彩、値もリーズナブルです。
やはり名物の
「きしめん」
(500円)を注文します。10分ほどでテーブルに届くや、出汁の香りが鼻前に遊びます。
いよいよ、麺を引き上げ。
堂々たる御姿は幅4㌢、厚さ3㍉、長さ50㌢ほど。通常のきしめんの4倍はありそうです。箸にずしりと重い。平成最後に力強く舞う、太麺界のサモ・ハン・キンポーです。
オーメン。
舌触りはなめらか、腰が据わっています。ひとすじ飲み込むごとに、腹底にきしめんがとぐろを巻いて眠っていきます。
すするにあたっては「ゆっくり」を心掛けてください。
さもないと、喉笛がきしめんで遮蔽されてしまい、「オボェ」と呼吸が詰まりそうになります。私はそれで、平成最後にむせました。ムセ
宿屋のおばさんが布団を畳むように、麺をタタンっとZ型に畳んで食べれば腰が2、3倍増しで楽しめます。
ありがとう平成!!
そして、ありがとう読者の皆々様。よい平成をお過ごしください。
令和の北摂グルメ旅も、よろしくお願い申し上げます。
ロッケンロール。
芳の家
住 名古屋市昭和区桜山町2-38
営 11:00-14:30,17:00-20:30
休 月曜日
席 テーブル6席