2015年5月6日水曜日

岡町 飛魚そばの殿堂 「島田製麺食堂」

こんにちは、たかも「え~。また同じ店かよ~ぅ」

 

本当に申し訳ありません。伏してお詫びいたします。

実は、帰省にそなえて早めにこの稿を書いておきましたら、はやし とモロかぶりしてしまいました。偶然にも、同じタイミングで同じお店を取り上げたのです。

 

これも運命と心得て、投稿することといたしました。

 

2回連続で取り上げるほど魅力あふるるお店ですので、

なにとぞ、ご寛恕ください。
 



本日の一首
 
奪い合うことの喜び一身に集めてはずむラグビーボール   俵万智

 

 
『サラダ記念日』より。2019年に日本で開催されるラグビーW杯の成功を祈ります。

 

 

さて、今回は阪急宝塚線・岡町駅から徒歩10分、 「島田製麺食堂」に行ってまいりました。

 


 

 

白板に黒文字の大きな看板が目印。極太毛筆で一気呵成に書き上げたような、堂々たる筆蹟です。
夜の部の開店時刻きっかりに訪れたためか、並ばずに入れました。


 



 

木目あざやかな店内です。



島田製麺食堂と言えば、トビウオのダシがきいた、あっさり派のための「飛魚(あご)そば」と、濃厚派のための魚介豚骨「石焼つけ麺」が看板メニュー。

※九州や日本海側ではトビウオのことを「アゴ」と呼ぶそうです。
 

 

 

「飛魚そば」の大盛りを頼みました。

 


 

レアチャーシューの淡紅、とろろ昆布・水菜の黄緑、さらに丼ぶりの紺青が、色あざやかに両眼に映じます。
 
飛魚の羽と鱗をイメージしたと思しき模様がステキですね。

 
 

いただきます!

  

おもむろにスープをひとすくい含むと、口腔で飛魚が群れをなして泳ぎ巡り、舌の味蕾をぷつぷつとつつくような、楽しい幻覚にさそわれました。

ほんのりと甘みをはらんでいます。海面すれすれを滑空してきた羽の味でしょうか。

 

 

次に、自家製の平打ち太麺を。

 

黄金色に清く澄んだスープからひきあげられたるそれは、スポットライトを浴びて、かるくはじらいながら、てらてらと光り輝いています。横綱白鵬の左肩を思わせる美麺です。

 

 

上下の唇にそっとはさみ、一呼吸おいたのち、強めにすすり込みます。

 
            。
       ===>===  スイーンッ


実に滑らか。さながら軽井沢のゲレンデを滑走するスキー板です。

 

 

 

 

 

 
さて、噛みます。

 

モチッとした歯応え。あごの筋肉をここちよく行使できます。

 
 


 
振り向けば製麺機。

 



 

〆に、 「めし割」 (¥50-)を注文しました。残ったスープをかけて、お茶漬けのようにサラサラサラといただきます。最高。

  

 
体じゅうに多幸感を覚えながら店を出ると、岡町のきれいな夕日が眼に沁みます。
 
 

「島田さんよ、また来るぜ」と独り言つと、飛魚が胃壁をかすかにつつきました。






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島田製麺食堂


大阪府豊中市宝山町23-11


[月曜~金曜] 


11:0015:00 


17:3023:00

[土日祝日]

11:0023:00 通し営業

ランチ営業、夜10時以降入店可、日曜営業

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