ご無沙汰をいたしました。たかもとです。
日ごと寒さの深まる候、お元気でしょうか。
日ごと寒さの深まる候、お元気でしょうか。
今現在、ピコ太郎にハマっています。「PPAP」は歌詞もメロディーも秀抜ですが、個人的に、ピコ太郎がマイクの匂いを嗅いで、聞こえるか聞こえないかくらいの声量で
「くっせ」
と云うのが好きです。
本日の一句は、「伝説の俳人」鈴木しづ子さんの句集『夏みかん酢つぱしいまさら純潔など』
から三句、選り抜きます。
工場菜園畸形の胡瓜そだちつつ
黒人と踊る手さきやさくら散る
実石榴のかつと割れたる情痴かな
さて、このたびは名古屋めしそっちのけで、西安刀削麺(中国語:シーアン・ダオシャオ・ミェン)矢場町店をご紹介いたします。
店内には4人がけテーブル5卓、奥の座敷にテーブル4卓、そして満漢全席を並べられそうな大円卓がひとつあります。
店員さんは全員中国人です。接客時以外は常に中国語を話しています。
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中華料理の代表選手がずらり。これプラス6ページくらいありますが割愛。
表紙です。
最初は太めに削り、徐々に細くすることで茹で具合が均等になるようにしているそう。
私はいつも、店員さんが「しゅっしゅっしゅっ」とリズミカルに麺を鍋に飛ばす姿に見とれています。
私のイチオシがこちら
トマト卵刀削麺であります。さっそく実食。
GGSG。
と先ず書いて、何の略にするか3週間ほど考えましたが全く思いつかぬので、とりあえずは、GG佐藤のグミ売り、みたいなことにしておいて、味を語ります。
麺は、小麦粉のメリケンな香りが豊かで、触感はモチモチというよりムチムチ。
ちぢれや切断面のビラビラに醤油風味のスープが実によくすがりつくさまは、きしめんとは似て非なるものです。
そんな刀削麺を盛りたてる具がまた素晴らしい。なんといってもトマト卵炒めです。酸味と甘味の戦略的互恵関係。それを支えるネギとキュウリの青味。
キクラゲも佐藤蛾次郎のような存在感を放ちます。
これらをいちどきに頬張れば、旨しさのシナジー交響楽が口腔ホールにてチャリティーでの開演です。
店特製の唐辛子ソース。山椒が鋭く効いていて、食欲を煽り立てます。
先日これを食べて暑くなって、着ていた3枚のヒートテックをトイレで全部脱いで外に出たら、さぶいぼが総身を包みました。
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私がこの店をより好きになったエピがあります。長くうざいので読まずとも結構でやんす。
先だってこの店でトマト卵刀削麺を食べた時です。奥の座敷で若いママグループが飲み会をしていて、その子供たちが「ひゃっほー」などと大声を出し、座布団を体に巻きつけてぶつかりあったりテーブルを利用してかくれんぼをしたり屁で飛んだりしながら二度と帰らぬ幼年時代を満喫していました。
私の隣のテーブルで従業員4人全員が食事休憩をとっています。
その話しぶりや視線を見るに、子供たちを良く思っていないようです。
ママたちが何度注意しても子供たちは満喫を止めません。
麺をすすりつつ私は、なんとなく不穏な不安な心持になりました。
やがて或るママが猛然と立ち上がり「お店の人に迷惑でしょ!謝ってきなさい!」と真剣に怒りました。ついに子供たちはしゅんとなり、店員さんたちのそばへこわごわやって来て「うるさくしてごめんなさい」と、いとけない声を揃えました。
而して店員のお姉さんが、
「あそび、だいじょぶだ」
と云って寛大な感じに笑ったので私は安心して、残ったスープの底から細かなネギをすくったんです。
とここまで書いて、何を云いたかったのかわからなくなりました。
今現在、ピコ太郎にハマっています。
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