2016年4月24日日曜日

宇奈木波奈志


こんにちは。
今月より名古屋で単身生活を営みはじめ、時おり深爪をやらかしている、たかもとです。ご無沙汰しております。


前回の投稿をもって北摂グルメ旅は終了いたしました。読者の皆々様にあらためて腰を135°屈して感謝申し上げます。


これからは「北摂グルメ旅・全国版」と看板をすげ替えて、日本のみならず世界中のグルメを喫食対象に定め、更新頻度は低くとも、息長く書き継いで参ります。


どうぞあたたかく見守ってやってください。




本日の一首


たからかに こころ かかげよ 
あをぐも の たなびく はて を
うちあふぎ つつ    会津八一





さて今回は。


名古屋といえばひつまぶし、ということで、東海一の繁華の地・栄(さかえ)にある鰻屋さん「いば昇(しょう)」へ行ってきました。

寸感を物したいと思います。




芬々たる老舗の雰囲気。ひつまぶし発祥店のひとつとされています。


鰻を焼く煙が煙突から中空へ立ち昇っています。

いざゆけ暖簾くぐり。

上品なしつらえです。


池あり、鯉くんが悠たりと泳いでおります。



奥の座敷に案内され、

おしながきを。


ひつまぶしとお吸い物を頼みました。しっかりしたお値段だな。



二十分ほどで現前。

全面に散り敷いた鰻に高ぶります。


(写真は四人前)

一杯目はそのままいただきます。





びしゅぬ。



カリリと焦げ目のついた皮は、甘噛みしただけで炭の移り香が口内にとよもし、ふっくらと厚みある身はなんのその。


これぞ。ごちそう大王。鰻。だ。その旨さに贅言は無用でしょう。出来合いの形容を寄せつけぬ魅力をたたえた名品です。ヒエウに食べさせたい。


お吸い物も素晴らしい吸い心地でお椀に張られています。


二杯目は薬味(わさび、葱)をのせて、





三杯目はお茶漬けでいただきました。



いやはやこのお茶漬けは真底、食べ惚れる。
お茶漬け界の絶顚におわします。

鰻にタレがしっかりと染みているので、濃い味の緑茶に薄まることがありません。
しんから旨い。言葉にならない。


皆さん、いば昇のひつまぶしは、

超ウルトラメチャハイパークラウンロイヤルサルーンG必食です。







また来月、お目にかかります。さようなら。



以下、無用のことながら、漫才コンビ・銀シャリの鰻は、土用の丑の日に婚姻届を出したそうです。




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いば昇 (いばしょう)


電話 052-951-1166
住所 名古屋市中区錦3-13-22
アクセス  名古屋市営地下鉄地下鉄東山線栄駅徒歩3分
営業時間  11:00〜14:30(L.O) 16:00〜20:00(L.O)
定休日 日曜日、第2・3月曜日

ウヱブサイト:http://www.ibashou.jp/

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